ホームセンターはワンダーランドだった

DIY lifeを始める前の僕にとって、ホームセンターは単に日用雑貨を買いに行くところでした。ところがその気になって店内を見渡してみると、それまで全然目に入らなかった気になるものが山のようにあったのです。

資材館ってなんだろう

前にも紹介した2x(ツーバイ)材ばかりではなく例えば杉やヒノキ、合板類などのあらゆる木材。鉄パイプや鉄筋などの鋼材。フローリングの床材や断熱材。はたまたコンクリートブロックなど。つまり街中の建設現場で見かけるほとんどのものを売っている場所があります。

それがホームセンターの資材館やプロショップと呼ばれる場所です。少し郊外のホームセンターのほとんどには、生活用品を販売しているエリアとは別にこの資材館があります。

営業時間も生活用品売り場とは別設定で朝の7時、もっと早いところでは6時から営業している店もあります。これから現場に向かう職人さんが今日使う資材を仕入れていくのです。

もちろん職人さん限定ではなく、我々一般客も大歓迎なのです。ぜひ一度覗いてみてください。こんなものまで売っているのかと驚きますよ。

見ているだけでワクワクする 電動工具、渋い一般工具

電動工具類は、ホームセンターの花形です。その中でも前にも紹介したインパクトドライバーと丸ノコと呼ばれる電動ノコギリはぜひ揃えておきたいエースです。

充電式の電動工具は同じメーカーの同じ形式の電池を使うものを揃えると電池が使い回しでき、本体だけを購入すれば良いので経済的です。

伝統的な金槌やカンナ、ノコギリなども様々な種類があり、選ぶのも楽しいです。

ものだけじゃない木材カット、工作室や配送、軽トラなどの多彩なサービス

ホームセンターは物を販売しているだけではなく、様々なサービスもあります。木材や金属などの材料を自分の欲しい寸法に切りそろえてくれるサービス。購入済みの材料を、備え付けの貸し出し工具を使い、自分で加工することのできる工作室。

他にも手持ちで持ち帰ることのできない大きな物の配送サービスや運搬用の軽トラックの貸し出しサービスがあります。

出会いやヒラメキのために出かけてみよう

ホームセンターに出かけると自分の知らなかった資材や工具に出会うことや、オススメ商品の使用例の展示物があったりします。そこから新しいアイデアのヒラメキが生まれたりします。ゼヒ足を運んでみることをお勧めします。

洗面所を改装してみました

ぼくが住んでいるのは築17年の戸建て木造住宅です。ちょうどあちらこちらいろいろな劣化が見えてきる時期です。

今はもう禁煙して5年になりますが、以前は平気でリビングで喫煙していました。その期間は12年になるということですね。もちろん壁や天井はタバコのヤニで黄ばんでいました。タバコを吸っている間は特に気にならなかった黄ばみも禁煙してしばらくたつと、その汚らしさがどうにも気になってきました。

そこでかみさんと相談しリビングダイニングの壁と天井のクロスの張り替えと、カーテンの交換をすることになりました。カーテンの交換はなんとなくイメージできるものの、クロスの張り替えはその仕上がりがイメージできませんでした。施工は2日で完了しその出来栄えには驚きました。壁と天井はスッカリ新品になり清潔感漂う部屋に一変したのでした。

その時少々古ぼけてきたこの家も少し手をいれることで快適さが取り戻せるということに気がついたのです。クロスの張り替えは部屋を限定してやったこともあり考えていたよりは安価にできました。職人さんの手際の見事さに対して憧れの気持ちさえ持ちました。そして「自分でも何かできねーかなー!!」という思いが湧き上がってきたのです。

しかし自分に何が出来るのか、何から始めればいいのかさっぱりわかりませんでした。そんな気分でいるときにカミさんから調味料棚がほしいといわれ反応してしまったのでした。youtubeやネットで情報を探し見よう見真似で作りました。小品でしたが初めてのことでもあり手こずったところもありましたがなんとか完成することが出来ました。

すると妙な自信のようなものも生まれ、次は何を作ろう、どこに手をつけようと考え始めたのです。そして目をつけたのが洗面所でした。

洗面所は風呂の脱衣所と洗濯機置き場を兼ねていて少々使い勝手が悪いなと思っていました。水回りなので壁や床もなんとかしたいな、という状況です。洗面道具、洗濯用品、掃除用品など物もあふれています。

いきなりリビングなど他人の目に触れる可能性のあるところに手をつける勇気はありません。洗面所ならほぼ家族以外の目につく可能性もありません。多少失敗しても何とかなるだろうと考えました。

まず現状の不満を明確にしてみました。

* 洗面台に付属している備え付けのプラスチックの小物棚が扉の閉まり甘くなっていたり経年劣化でみすぼらしく収納量も半端で使いにくい。
* フローリングの床が湿気を吸って劣化している。
* 水周りなのでクロスに飛び散った汚れが付着している。
* 収納が少ない。

これらの不満を解消するために以下のことを実施しました。

* 備え付けの小物棚の解体廃棄。
* フローリングの床面に杉材の底面にラバーを貼った床材を敷き詰める。
* クロスの上に壁紙を貼る。
* 壁面に多数の棚を設置する。

備え付けの小物棚の解体廃棄

入居した時から洗面台とセットで備え付けられていたプラスチックの小物棚を取り外しました。実際作業してみるまではどのような仕組みで壁に取り付けられているのかよくわかりませんでした。

よく見るとネジ頭を隠しているようなカバーがあったので外してみると、やはりしっかりとネジで壁面に直接打ち付けてありました。インパクトドライバーの逆回転機能でネジを取り外し小物棚を撤去しました。

フローリングの床面に杉の床材を敷き詰める

浴室から出たところにバスマットを敷いていても、素足で浴室の床を歩いてしまうと拭ききれなかった水滴がフローリングの床面に付着してしまいます。そのことによって床の一部がカピカピになっていました。

対策としてクッションフロアーなるものを敷き詰めてみようかと思いましたが、足元が滑って危険かなと感じました。何か良い解決方法はないかとネットで調べていると杉の無垢材にラバーを貼った床材を見つけました。

杉の無垢材なのでバスマットで拭いた後の少々濡れた素足で直接歩き回っても瞬時に水分を吸収し、時間が経つと自然乾燥しています。木の香りもしてとても優れものです。

材質が木なので簡単にノコギリで好きなサイズに加工できます。

クロスの上に壁紙を貼る

入居以来、十数年がたち白いクロスも照明スイッチ付近の汚れが目立ったりしていました。ほぼ家族以外の目に触れる可能性のない洗面所の改装に手をつけるにあたり思い切って壁紙を貼るという作業にも挑戦してみることにしました。

面積的にもそれほど大きな空間でもなく、後々他の部屋で壁紙を貼る時の予行演習のような気分もありました。

市販されている壁紙には大きく分けて2種類のタイプがあります。一つは糊付きの壁紙。もう一つは糊なしの壁紙です。糊付きの壁紙は作業がしやすいが、一度貼ってしまうと綺麗に剥がせない。糊なしの壁紙は自分で壁面に糊を塗る工程が増えますが、剥がしやすい糊を選ぶことができるという特徴があります。

今回は糊なしの壁紙で、後で剥がしやすい糊を自分で壁面に塗り壁紙を貼っていきました。壁紙を貼るという作業はとてもハードルが高そうですがyoutubeなどで見てみると、小柄な女性でもスイスイ作業しています。これなら自分でもできそうだと感じました。

実際作業を始めてみると洗面所の改装の中で一番大変な作業でした。まず壁紙の柄選びで自分の技量も考えずに複雑な柄を選んでしまったのです。
壁紙は着物の反物のような形状で販売されていて、上から下にはりその隣にまた貼っていくということを繰り返します。

その時前にはった壁紙の柄と次ぎにはる壁紙の柄あわせをしないとカッコ悪くなってしまいます。初めての作業でのこの柄あわせはなかなか大変でした。

作業は大変でしたが、その出来上がりはそれなりに満足できる出来になったので思い切って挑戦してみて良かったです。

壁面に多数の棚を取り付ける

もともと収納が少ないのに備え付けの小物棚まで取り外したのでこの時点では収納設備が一切なくなっています。以前はエレクターなどと呼ばれる金属製の棚を置いていたこともありますが、床面からスペースを取ってしまい収納効率の割には不便なものでした。

そこで今回の収納設備は、洗濯機の上と洗面台の横の2カ所に可動式の棚受けを設置できる棚柱を壁面にビスで直接打ち込み固定し、大きな収納量を確保しました。

洗面所という限定されたスペースではありますが、自分で不便を解消する工夫を構想に取り入れ、一部初心者なりの粗はあるものの、それなりの見栄えの出来上がりになって満足しています。

材料の木材はSPFの2x材(ツーバイ材)から始めよう

DIYに使える木材にはいろいろな種類がありますが、初めは手軽に使えるSPFの2x材をおすすめします。

SPFとは主産地が北米の常緑針葉樹の松やモミの総称です。特徴は規格化され大量生産されているので価格が安く、木肌が白くなめらかで面取りがされている、塗装や釘打ちなどの加工がしやすいなどです。

2x材(ツーバイ材)という呼び方はアメリカなどの2x4(ツーバイフォー)工法に使われる木材のことです。木口(木材の切り口)の寸法のインチ数からこの名前がついています。たとえば2x4(ツーバイフォー)は切り口が2インチと4インチ、1x4(ワンバイフォー)は1インチと4インチという感じです。実寸は乾燥工程で変化するため2x4で38mmx89mmという寸法の規格になります。

実際に物を作成する場合は木材の厚みと幅と長さを頭に入れ簡単な設計をするところから始まります。2x材は規格が統一されているので木材同士の組み合わせがしやすくなっています。

入手にあたっても身近なホームセンターで広く取り扱われていますので気軽に手に入ります。製作対象物の簡単な設計図から2x4や1x4などの材の種類と長さ、使用本数を割り出します。そしてホームセンターで販売している材の長さと自分が必要な材の長さと本数を考慮して購入します。

たとえば制作に2x4の長さ600mmが8本必要でお店で販売している2x4が6ft(6フィート=1828.8mm)だった場合、6ftから600mmは3本とれるので2x4の6ftを3本購入し1本から600mmを3本と端材28.8mmを切り出し、同じくもう一本からも600mmを3本と端材28.8mmを切り出し、残り1本からは600mmを2本と端材628.8mmを切り出します。

結果2x4の6ft(1828.8mm)3本から製作に必要な2x4の600mmの木材が3本+3本+2本で計8本と28.8mmの端材が2つと628.8mmの端材1つになるわけです。

ホームセンターで販売している木材の長さはいろいろですのであらかじめ調べておいて自分の必要な長さと本数からどのような切り出しが必要かを考えておきましょう。

切り出し作業は自分でやってもかまいませんが、ホームセンターでの購入時に切り出し内容を伝えお願いすると大型の設備で切断してくれるサービスもあります。有料でもお安いですし、お店のメンバーズカード提示で無料の場合もあります。店からの持ち帰りを考えても切断をお願いした方がよいでしょう。

持ち帰りに必要な車がない場合は1時間程度なら無料で軽トラが借りられるサービスがあったり、自宅まで配送してくれるサービスがあったりします。あらかじめお店の人に気軽に相談してみましょう。

力強い味方 電動工具 インパクトドライバ

インパクトドライバはDIYLifeの必需品です。
自分で始めるまでは知りませんが、木材と木材や木材と金具などをつなぐ場合は釘をカナヅチで打ち付けるものだと思っていました。実際はビスを使う場合が多いのです。

わりと小さめの作品を作るにしても使用するビスの数はかなりの本数になり驚きます。例えばテレビ台の作成には約200本のビスを打ち込まなければなりません。人力でドライバーを使ってこなせる本数ではありません。

そこで活躍するのがインパクトドライバです。ビスを留めるだけではなく木材や場合によっては金属板に穴をあけるのに使用します。先端部のビットと呼ばれる部分をドライバーの形状やドリルの形状に交換することで様々な作業が行えます。

片手で持ち手を握り、人差し指で引き金部分を絞るとビットが回転しビスを留めたり穴を開けたりできます。また切り替えスイッチで正回転と逆回転を切り替えることができます。逆回転は留めてあるビスを取り外したり、穴を開けた時ドリルの刃を引き抜く時に使います。

木の節にビスが当たった時にカナヅチで打ち付けるような断続的な縦方向の力が自動的に加わるのでインパクトドライバというのでしょう。

価格は5,000円前後から4万数千円まで結構な幅があります。
価格の差は電源方式がコンセントからのコード型か充電池方式か。ヘッドのモーター部の大きさで差があります。

電源は充電池の方が高価で、モーター部が小さい方が高価になります。モーター部の大きさは狭いところで作業が可能かどうかの分かれ目になります。当然小さい方が使い勝手が良いということです。これは実際使い始めるまで気がつかないので注意が必要です。

手始めはyoutubeで情報収集

さて、自ら申し出たもののどこからどうのように取り掛かったらいいのかもわかりません。そこで考えたのがまずyoutubeで検索してみようでした。

KeyWordをDIYに設定して検索してみるとヒントになる画像がたくさん表示されました。当たり前ですがyoutubeのいいところは動画なので制作過程がわかりやすいところです。

必要な材料、工具、手順、加工方法がとてもわかりやすくプレゼンされています。家庭内で使用するのを前提のクオリティのものを作るには十分な情報量の動画が豊富に投稿されています。これらの動画のおかげで僕の充実したDIY Lifeがスタートしました。

自作の家具で快適な生活を送ろう

ニトリやIKEAなど安くてデザイン性に優れた家具を扱っているお店はたくさんありますよね。でも微妙なチープ感だったり、サイズや色に対するもどかしさがあったりします。

思い切って自分で作ってみませんか。思ったより簡単にできますよ。

僕が木製家具を自作するようになったきっかけは、カミさんが「キッチンに調味料の棚が欲しいんだけど丁度良い気に入ったものがないんだよねー」とつぶやいていたことです。

軽い気持ちで「フーン。じゃー僕が作ってあげるよ。」この何気ない一言が僕のDIY人生の始まりでした。その時点では家にはノコギリやカナヅチどころか釘の一本もありませんでした。